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七ヶ浜町の歴史・文化

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寺社仏閣・史跡(町指定文化財)みなとはまやくしどう かやのき

湊浜薬師堂と榧の木

「湊薬師」とも呼ばれ、現在のお堂は江戸時代に建立されたものです。「薬師堂」の額は江戸時代の有名な書家の佐々木文山の揮毫(きごう)です。お堂裏手の崖面には岩窟に彫られた薬師如来像があります。湊浜の薬師如来は慈覚大師(円仁)が海上安全を祈願するために、宮城郡内の3か所に一夜にして彫り上げたものの一つであるといわれ、それぞれのできあがり時刻によって「宵の薬師」(仙台市宮城野区岩切の東光寺)、「夜中の薬師」(利府町菅谷)、「夜明けの薬師」(湊浜)と別名があります。湊浜の薬師如来像は覆屋内で保護されているため、歴史資料館で実物の1/2サイズの複製を展示しています。

境内には慈覚大師のお手植えとの伝承が残る榧の木があります。宮城県内でも有数の規模ですが、東日本大震災に伴う津波により根元の一部が浸水しましたが、近年樹勢回復の処置を行いました。

  • 【所在地】七ヶ浜町湊浜字熊野ほか
  • 【文化財名称】湊浜薬師堂及び薬師座像並びに榧の木
  • 【指定日】1981年(昭和56年)10月1日