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1歳6か月のころの育ち [更新日:2025年7月10日]

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 日々育児に奮闘されているお父さん・お母さん、毎日おつかれさまです。
 今回は1歳6か月~2歳のころの発達について紹介いたします。
このころのお子さんは自我が芽生え、なかなか大人の思いどおりに動いてくれず悩むことも多いかと思います。
しかしイヤイヤ期は順調な成長の過程なのです。
 少しでも日々の関わり方の一助となれたら…という気持ちで記事を作成しました。
一緒にこの時期の特徴や関わり方について見て行きましょう!
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♦「…ではない…だ」

1歳半頃になると、頭のなかに「対」を形成し、それを並列させて、「…ではない…だ」と逆を考えられるようになります。
そして頭の中で選択したり、活動を切り替えたり、関係をとらえる思考ができていきます。

【例】
①絵本の中にたくさん出てきたイラストの中から「ワンワンはどれ?」や「ブーブはどれ?」などと聞かれたことに対して
「バナナ…ネコ…じゃなくてこれだ!」といったように「…ではない…だ」を発揮して聞かれたものを指さす。
②滑り台を滑る時に、「頭ではない足から」、「おなかではないおしりをつけて」など、身体の向きを「…ではない…だ」と方向転換して滑るようになる。

こういった「…ではない…だ」というひらめく経験が大切になります。この経験をたくさんすることで、「自我」が成長していきます。

♦自分で決めたいオトシゴロ!

 自我の芽生えから自己主張が明確になり、新しく“だだこね”の力が発揮され始めます。
これがいわゆる「イヤイヤ期」。大人の意図や言葉のとおりにいかなくなる時期です。
例えば、朝保育園に行くときに、お母さんが準備してくれた靴下を「イヤ!」と言って子どもが放り投げたとき、
皆さんはどのように対応しているでしょうか?

 余裕がないと、反抗や拒否に対して「いけません!」とどうしても行ってしまうかもしれません。
しか、無理に押さえつけてしまうと、より深い自我を形成していくための意欲が育たなくなってしまうのです。

 そんな時に大切なのは、子どもに任せると時間がかかっても、気持ちを認めながら、最初は子ども自身にやらせた上で
次に大人が援助するようにすることです。

〈ポイント〉
・どうしたいのか具体的に聞く
・「○○にする?それとも××にする?」と選択肢を提示してみる

大人が少し手助けをすることによって、子どもは多様な対象な中から自分が最も好きなもの、よりよいものを選びとるという力を発揮することができます。
そして子どもが選びとった行動に共感し、それを尊重することで子どもたちの自我の育ちをさらに支えていくことができるのです。

子育て支援センターについて

 当町の子育て支援センターは、保育士が常駐しており、日々の育児に関する不安や悩みの相談を受けております。
一人で抱え込まず、子育て支援センターに少し気晴らしにお越しになりませんか?みなさまのご利用をお待ちしております。
・平日開館(9:00-17:00)
・利用料無料・予約不要(イベントは予約が必要です)
・ランチルームあり(飲食可)
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この件に関する問合せ

子ども未来課 022-357-7454

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