子ども未来課通信育児のうわさ ウソ・ホント

スマホの代わりにどう遊ぶ?

 

 スマホの子どもの成長発達への悪影響については、前2回でお伝えしました。

 「そうはいっても子どもが騒ぐときは、どうしたらいいのよ!」「子どもとどうやって遊んでいいかわからない!」こんな声が聞こえてきそうです。そこで、今回は年代別の遊び方を提案します。

☆ 0歳

  この時期は、快と不快の気持ちを泣き、笑いで表す頃で、理解もまだまだ幼く、やり取りが難しいころです。この時期の赤ちゃんにおすすめなのは、「音楽遊び」や「手遊び」、「お散歩」「絵本」等です。

童謡や、子ども向けの歌を流しながら、一緒に手遊びをしたり、歌ってあげたり。お散歩や絵本で、視覚的な刺激を取り入れ、そこに大人が「あ、ちょうちょだね~」「鳥が飛んでるよ」等言葉を添えてあげることが、その後の言葉の発達にもつながります。また、ペットボトルに、ビーズやビー玉を入れたり、豆を入れたりして作るマラカスや、新聞やチラシを目の前で破って「びりびり~」と見せてあげたり、ビニール袋を膨らませて持たせてあげるだけでも赤ちゃんは喜びます。自分の手を動かすとかさかさと音が鳴るのが楽しく、何度もにっこり笑いながら遊んでくれます。

☆ 1~2歳

 この時期は、簡単な大人の指示が分かり、簡単なやり取りもできるようになります。おすすめは、おままごと、お店屋さんごっこ、追いかけっこなどです。

 おもちゃの食べものを渡して「はいどうぞ」と声を掛けると、お子さんが「もぐもぐ」と食べる真似をします。「おいしいねえ!ごちそうさまでした。」と声を掛けて一緒に頭を下げてぺこり。こんな簡単なやり取りを、とても喜ぶはずです。もう少しお話が上手になったらお店屋さんの店員さんとお客さんになりきって「いらっしゃいませ~」「これください」なんてやり取りもできるようになります。相手になってあげるととても喜ぶ時期です。

☆ 3~5歳

 この時期は、脳が急速に発達する時期で、少し凝った遊びもできるようになります。工作や、塗り絵なんかもできるようになります。

 お勧めは、ハサミを使った工作です。ハサミの持ち方、渡し方、基本的なルールを教えるとともに、子どもが喜ぶ物を作りましょう。スズランテープを使ったポンポン作りや、男の子なら車や電車を収納する箱をハサミで切った紙で飾り付けたりしても良いでしょう。指先を使う運動を意識して取り入れると、子どもはどんどん器用になります。クレヨンやクーピーで迷路をなぞるのもいいですね。

 また、細かい指先の動きだけではなく、体全体を大きく使った遊びもお勧めです。この頃はジャンプしたり、走ったり、くぐったり、回ったり色々な動きが上手にできるようになります。ぜひ公園に行きましょ

う。ブランコをこいだり、すべり台をすべったり、鉄棒にぶら下がったり公園には遊びが無限大です。鉄棒ぶら下がり勝負では、意外と大人の方が負けてしまうかも?!

どうでしたか?一緒にできそうな遊びがありましたか?そうはいっても遊びがとっさにおもいつかない!という方は、スマホを「子どもにみせるために使う」のではなく「子どもの喜ぶ遊び」を調べるためにつかってみるといいでしょう♪

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