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広報しちがはま2006年10月号HTML版

広報しちがはまHTML版は、「特集」「シリーズ」をピックアップし、HTML化して掲載しております。

見つめませんか、自分のために 子どもたちのために しちがはまっ子の食育

  毎日繰り返される「食」には、私たちの体を元気にしてくれる働きがあります。また、食材から学ぶ命の尊さや感謝の気持ち、そして食文化や家族団らんが与えてくれる「食の楽しみ」や「人と人とのつながり」など、私たちの心を豊かにしてくれるものもたくさんつまっています。
  しかし近年、「食」を取り巻く環境は大きく変わってきています。
  自由で豊かな食生活を送ることができる反面、食事内容の欧米化や食生活の乱れなどが、日本の伝統的食文化の崩壊や生活習慣病を引き起こすなど、多くの問題も抱えています。
  こうした中、全国的に取り組まれている「食育」は、食を通して体と心の健康を育むための取り組みです。
  子どもたちが大人になったときに、望ましい食習慣を身につけ、自分の健康を考え、守り、そして日本の食文化を後世に伝えていけるように、一緒に食育について考えてみませんか。

崩れる子どもたちの朝食

  平成10年と17年の二回、町では、「子どもの食生活実態調査」を約500人の子どもたちを対象に行いました。その結果、全国的な平均値よりは良好な数値が出たものの、平成10年に比べ、大きな違いが出てきました。

中学生諸君 朝食を食べよう

  朝食の効果・大切さは、皆さんよくご存じですよね。幼児では朝食を「毎日食べる」子どもが増加したものの、中学生では朝食を食べない傾向が見られました(表1)。また、早寝・早起きの子どもほど朝食を「毎日食べる」と答えていることから、生活習慣の乱れが朝食を抜く一つの原因となっているようです。

一人で食べる子どもが急増 進む「孤食」化

  すべての年代で、朝食を一人で食べている子どもが増加しています(表2)。

  一人で食べると、食欲もわかなくなり、偏った食事内容になりがちです。
  朝は何かと忙しいかもしれませんが、できるだけ家族がそろって食べることで、朝から体も心も温かくなる食卓にしたいですね。
  朝食に限らず、子どもが一人で食べる状況はなるべく避けたいものです。

さまざまな角度から食育を考える 「キッズワイワイクッキング」

  町では、さまざまな体験を通し、「料理の楽しさ、食べることの喜び、食生活の大切さ」を身に付けてもらおうと、小学生を対象に「キッズワイワイクッキング(以下"キッズ")」を年9回行っています。町の栄養士が中心となって、さまざまな角度から食育に取り組んでいます。
  「子どもたちが食べ物を選び、それを調理し、食べることを楽しく身につけること、そして食の大切さを家庭の食卓で家族が共に考えられるようになることを願って取り組んでいます」と担当の栄養士は話します。
  キッズの一日の内容は、食生活や食文化の学習のほか、その日の調理実習で使う食材の市場見学を行います。知識と調理方法は、表裏一体という考えです。
  「料理の手際にしても、食材への知識にしても、やはり家庭での食育の影響の大きさを実感しています。意外にも、子どもたちからは"家ではお手伝いや料理をしたいのにやらせてくれない"という不満の声も聞かれます。家庭での食の大切さについての啓発を、今以上に行っていく必要があります」
  栄養士が話すように、子どもたちにとって一番の食育の場は、最も機会の多い家庭での豊かな食体験であるといえます。

「ダイズ」に秘めた食育のこころ〜松ヶ浜小学校〜

  松ヶ浜小学校の6学年では、自分たちの食生活とその大切さへの関心を高めてもらおうと、大豆を栽培・加工する取り組みを行っています。生産から自分たちの口に入るまでの一連の流れを実際に体験してもらうため、一つの食材にスポットを当てて食材について考えてもらおうという試みです。
  この取り組みが始まったのは昨年。同小学校PTAから、「子どもたちに対する食の関心を高める取り組みをしたい」ということで、仙台農協協同組合(以下「農協」)支店長の庄子孝雄さんに話があって実現しました。
  「総合学習で農業の授業を行っているということで、それならば一緒に食育をやろうということで始めました。機械を使わず、一粒ずつ種まきから始めましたが、子どもたちも真剣に取り組んでくれます」と庄子さんは話します。
  今年は、七ヶ浜転作組合から約2アールの畑を借り、昨年と同じく農協の協力を得ながら栽培を開始。生育は極めて順調です。
  9月12日には、枝豆の状態で一部を収穫。子どもたちは、「これがしょうゆや豆腐になるの?」と話しながらも、大豆の収穫から加工されるまでの流れを、ぼんやりとつかんでいたようすでした。
  庄子さんも「子どもたちには、種まきから収穫・加工まで、一年かけて大豆栽培に取り組んだときに、いろいろなことを感じてほしいですね。
  現在は、スーパーに行けば何でも置いてありますが、食物がどのような過程で生産、収穫、加工されて売られているのかわかりません。種まき、手入れ、実がなって収穫、そういった時期的なものも含めての知識がないと、食物を本当にわかったとはいえません。大豆というのは、未成熟のものを枝豆、成熟したものを大豆といいますが、これも成長の過程を知らなければわかりません。
  今回の松ヶ浜小学校の取り組みは、七ヶ浜支店としましては初めての取り組みですが、全国的にはこういった食育の取り組みがどんどん行われています。私たちも、子どもたちへの食育をもっとやりたいし、やらなければならない、広めたいと考えています。一緒にできることは、ぜひ協力して、子どもたちにもっと物の大切さ、食の大切さをわかってもらいたいですね」と話してくれました。
  この日は、収穫した大豆でずんだ作りに挑戦。子どもたちは「お店で並んでいる枝豆よりも、愛らしく感じる」と、収穫の喜び、農業の喜びを覚えていたようすでした。
  大豆は11月に収穫され、2月にはこの大豆を使って豆腐づくりを体験する予定です。
  6年生を担任する菊地則子先生も、次のように話します。
  「最初にまいた小さな種が、こんなに大きくて立派な大豆に育つという力強さを子どもたちも実感してくれたと思います。食べることで、自然からパワーをもらっていることを子どもたちに感じてほしい。今後も引き続き調べ学習をして、大豆でできる製品や大豆の種類、歴史などを学びながら、子どもたちの中で"食"への知識・関心が、いろんな方向に広がってほしいなと思っています」

食育の基礎は家庭にある

  年間約170回の給食を除けば、子どもたちは一年で食事の900回以上を家庭で食べています。食育の基礎は、家庭の食卓にあるといっても過言ではありません。
  給食センターの栄養士は、給食時間に学校を訪れ、その日使われている食材や食事マナーなどについて、子どもたちと積極的にコミュニケーションをとっています。
  給食の現場で「家庭での食育のようすがわかる」と話すのは、栄養士の村井亜希子さん。「子どもたちの食べ方は、家族構成によって違いますね。やはり祖父母と同居している子どもは、家庭での食事内容も豊富になり、好き嫌いも少ないようです。また、器を持って食べる、ひじをつかないなど、マナーについても家庭での影響が大きいです」
  給食センターでは、今後も学校と連携しながら、家庭での食育を呼びかけます。村井さんは、「私たちが話したことを、家族に話してくれる子どもたちもいます。子どもへの食育は、家庭への食育につながるんですね。これからも、学校や家庭と協力しながら、食育に取り組んでいきたいです」と熱が入ります。
  私たちの一生の健康をつくるだけでなく、文化や地域おこしなど、実に多くのものを支えている「食」。毎日繰り返されるこの営みを、改めてさまざまな角度から見つめ、考えてみませんか。

みんなのこえ

「愛情たっぷりの"ご飯と味噌汁"を」

ただいま子育て奮闘中 工藤さん
 食文化が多様化し、コンビニやジャンクフードなど、いつでもどこでも気軽に食事ができるようになりました。便利ではありますが、やはり食事の基本は「ご飯と味噌汁」ではないかと思っています。
  息子は二人とも野球をやっているので、栄養バランスには特に気をつけています。ご飯がしっかり食べられるように玄米を混ぜたり、おかわりがたくさんできるように納豆・とろろ・梅干しなどを必ずそえるようにしています。味噌汁は煮干しを使い、野菜や海藻がたっぷりとれるように心がけています。決して豪華な食事とはいえませんが、体に負担をかけず、夏バテも風邪もしらないほど丈夫になりました。
  飽食の時代、家庭において日本の食文化や先人の知恵に学ぶべきことがたくさんあります。自然の恩恵に感謝し、愛情と笑顔を食卓にのせ、楽しくおいしく食べることが心身ともに健康につながるのではないかと思っています。

「自分の好き嫌い」

松ヶ浜小学校6年 鈴木さん
 私は、好き嫌いがすごく多いです。
 特に、豆類が嫌いです。大豆や落花生を見たり食べたりすると、頭が痛くなってしまいます。お母さんには、「豆類には栄養がたくさんあるんだから。少しは食べなさい」と言われますが、どうしても豆は食べられません。枝豆はどうにか少しは食べられますが、あまりたくさん食べると飽きてしまいます。
 節分の豆まきの時も、家族は楽しそうなのに、私はやらないでいます。
  9月12日、学校の授業で、自分たちで種をまいた枝豆を取りに行き、ずんだを作りました。私は、ずんだが食べられないので枝豆を食べました。すごくコクがあっておいしかったです。枝豆の本当のおいしさが少しわかりました。
農家の人が一生懸命作っている豆類を、これから少しずつ食べていきたいと思います。
がんばります。

「子どものころからの食歴を大切に」

学校給食センター栄養士 能勢さん
  年齢差や個人差はありますが、給食時のようすから、好きなものを喜んで食べるだけではなく、なかなか食が進まない苦手なメニューでも体に良いことを説明すると、理解し頑張って食べている姿を目にすることがあります。作る側としてはとてもうれしい光景です。
  平成17年7月に食育推進基本法が施行され、今年の3月に食育基本計画が決定されました。子どもにとって、食育は生涯にわたる健康づくりの基礎となるものです。今、食に関する情報は容易に収集でき、大人顔負けの食の知識豊かな子どももいると思います。
  しかし自分に都合の良い食事をすすめるということにならないよう、周りの大人がうまく理解した上でサポートする必要があります。
  毎日の食習慣が将来的に体にどのような影響を及ぼすのか、「自分が食べたものが自分の体をつくる」ことを思えば、子どものころからの食歴がとても大切なことに思えないでしょうか。周りの大人の力が必要です。

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どうなる、バス路線

第3回 宮交バス路線廃止代替案の骨格が決定

 12月21日に、宮城交通鰍ェ路線廃止を申し出たことにより、七ヶ浜町内の3路線(七ヶ浜循環線、大代線、七ヶ浜線)は、今年12月20日をもって路線廃止となります。
 町では、廃止される路線のうち、乗降客の多い七ヶ浜循環線のみ、過去の乗降データ等をもとに路線の一部改善、運行ダイヤの見直しを行い、新たな路線として今年12月21日より運行する予定です。

今回の代替案の特徴「多く・早く・安く」

その1

塩釜営業所発着が本塩釜駅および下馬駅発着に変わります。

その2

下馬発着便は、北遠山を出るとノンストップで下馬まで行きます。

その3

料金を下げ、上限を設定します。

多賀城東部線(ユーアイバス)を汐見台中央発着に統一

  11月1日から、多賀城東部線(ユーアイバス)のルートが変更になり、運行区間は汐見台中央から国府多賀城駅までになります。

汐見台団地線は存続 大代線・七ヶ浜線廃止

 汐見台団地線は、路線・運行時間とも変更ありません。
 利用者が少なかった大代線と七ヶ浜線の上下5便は、廃止となります。

 今後、運行委託会社、多賀城市、塩竈市との協議の上、運行形態、路線、運行ダイヤ、運賃等が正式に決定いたします。
  住民の皆様には、正式決定後にバスのダイヤ表、運賃表を全戸配布いたします。

七ヶ浜町バス運行新ルート図

七ヶ浜町バス運行新ルート図

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政策課 情報政策係(電話:357-7439)

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